ソナーは、一方通行の観測ではない。
ソナーは相手の方向や距離帯を調べる手段ですが、発信した自分のセクターも相手に伝わります。つまり、「分からないから索敵する」という行動は、相手から見れば「そのセクターにいた」という新しい証拠になります。
すでに相手の候補位置が少なく、射線を合わせることが先決なら、もう一度調べるより移動を選ぶ理由が生まれます。逆に情報が古く、どこへ向かうべきか判断できないときには、新しいソナーの価値が高まります。
記録は現在地ではなく、過去の出来事。
たとえば、ある手番に北東方向の反応があったとします。その結果が示すのは観測した時点の情報です。その後で相手に移動の機会があれば、同じ場所にいるとは限りません。
候補を1マスに決めつけず、「前の候補から移動できる場所」も考えてみます。島がある方向へは進めないので、海図を合わせて見ることで可能性を整理できます。新しい記録を得たら、古い仮説に固執せず、候補を更新しましょう。
島は、隠れ場所であり制約でもある。
魚雷は島で止まりますが、ソナーは島を越えて相手を探知します。島の向こうに反応があるとき、位置情報を得られても直ちに攻撃できるとは限りません。射線を通すために回り込むか、相手が出てくる場所を予測するか、別の判断が必要です。
自分が島を盾にする場合も、移動経路が限られることに注意します。攻撃が届きにくい位置と、その後も動きやすい位置は同じとは限りません。
迷ったときの判断メモ
まだ分からないこと:その後に相手が動いたか。
次に確かめたいこと:射線が通る位置にいるか。
事実と推測を分けると、無根拠な攻撃を減らす助けになります。ソナーを使う、位置を変える、攻撃する。それぞれの一手で、どの不確実さを減らしたいかを考えてみてください。